院長コラム

美容整形、整形外科、形成外科。

今日は言葉について書きたいと思います。

あまり役に立たないかもしれません。

 

噂話で「あの人は整形している」などと話題になります。

この場合の「整形」は見た目を整える、美容に関する手術のことを意味していて「美容整形」の略です。

(医療法的に認められている診療科名は「美容整形」ではなく「美容外科」です)

スポーツでの骨折や加齢で腰や膝が痛い時に受診するのは「整形外科」です。

形成外科、というのもあります。

「けいせい」と「せいけい」。紛らわしいですね。

整形外科が骨や関節など主に内部の問題を対象にするのに対し、形成外科は

熱傷(やけど)や切り傷、皮膚の腫瘍の切除、口唇裂など生まれつきの疾患や加齢による

まぶたの変化に対する治療などいろいろな手術を行います。

大雑把に表現すると表面的な外科と言えるでしょう。

 

時代とともに病気やケガだけでなく形を作り変えるためにも手術を受けたい人が現れましたが、

日本では国民健康保険の制度があり、保険制度で手術を行えるのは定められた病気やケガなどが対象です。

美容的な問題は対象外。そこで自費で手術を行う病院が現れて「美容整形」として広まりました。

まだ形成外科が名称も、独立した一つの診療科目としてもマイナーだった時代のお話です。